2008年9月20日 (土)

今、スナップ写真が面白い

Capa_2  本日(9月20日)発売される写真雑誌「CAPA」に90ページのスナップ写真家特集が掲載されています。これはちょっとオススメです。
 スナップショットの手法で作品制作を続けている写真家の中から、今、ちょっと気になる人がピックアップされています。
 森山大道、広川泰士、大西みつぐ、山内道雄、尾仲浩二、齋藤亮一、綿谷修、原美樹子、石塚元太良(敬称略)といった顔ぶれはかなり新鮮なのではないでしょうか。さらに1名4ページで、代表作、最新作をどど~んと掲載し、スナップ写真についての作家の肉声も紹介しています。
 9名の写真家さんにお話をうかがって感じたのは、撮ることよりも、撮った写真を見ることに重点を置いていたことです。自らが写したイメージから何かを感じ、発見する。それが次の撮影に影響を与えていくのです。そこには正解というものは存在せず、現実や時代を記録しようという明確な目的があるわけでもありません。ただ観る人(写真家自身も含めてです)の気持ちを揺さぶるイメージが得られるかどうかが重要であり、それを得るために撮り続けているようです。
 一読後、スナップ写真ってなんだろうと思っていただけたら幸いです。台風一過で天気も良さそうですので、近所の書店へぶらりと出かけてみてください。

CAPAカメラネット
http://capacamera.net/

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2007年6月13日 (水)

P.G.I.で石元泰博作品展「シブヤ、シブヤ」を見た

 田町にあるP.G.I.で開催中の石元泰博作品展「シブヤ、シブヤ」を見に行く。写真は、渋谷駅前のスクランブル交差点で撮影した人々の背中だ。最近、街ですれ違う人の服を思い起こしても、いろいろなデザインやメッセージが書かれた服があるだろうと想像していたが、実際に写真を見て感じる面白さの質は考えていたものずいぶん違った。もちろん良い意味でです。

 服に描かれたものと、垣間見られるその人となり、並んで立つ人の服と合わさることによる新たな面白さの発見…。

 見ていてもう一つ気づくのは、写されたイメージに安定感があることだ。作者は腰の辺りに35mmカメラを構え、ノーファインダーで撮っているというが、写真からそういったラフさは微塵も感じない。落ち着いて見ていられる画像なのだ。

 撮影は2002年から始められ、今も継続して撮影されているという。(誰が言ったかって、ギャラリーの山崎さんです。私が一方的に恩師と思っている人の一人です)。昼ころの時間に出かけていって、短時間のうちに何本か撮ってしまう。その時間に行くのは、光が上から入ってくるからで、被写体に変な影がでないから。スクランブル交差点で撮るのは、渋谷でビルの影がかぶらない唯一の場所だからだという。

 光なんですね。

 石元泰博さんといえば、世界的に評価されている写真家であるが、この写真を見ていると、ただただ写真表現というものが好きで、感性にそれが棲みついている現役の写真家であることを感じる。時代を写真家として感じるアンテナが立っていて、それを察知して行動し続ける、その姿勢の当たり前さが凄い。

 プリントは、すべて自宅の暗室で自ら現像、焼き付けを行なっているそうです。石元さんは1921年生まれ。今年、まだ誕生日が来ていなければ85歳です。その石元さんの日常生活のなかにある暗室空間に、私も一度、身を置いてみたいとふと思いました。

 会期は6/30(土)まで。ギャラリーはJR田町駅・芝浦方面出口から徒歩10分。ギャラリーのホームページはhttp://www.pgi.ac/。東京フォト散歩の「写真から選べる写真展情報ページ」http://photosanpo.hp.infoseek.co.jp/pickupimage_ex.htmlも参照あれ。

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2007年5月25日 (金)

ギャラリーツアーへのお誘い

 突然ですが、ギャラリーツアーをやります。ギャラリーツアーって何だ?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、要は皆んなで一緒に1日、フォトギャラリーを回るイベントです。
 今回は画廊系、現代美術系のギャラリーが集まる東京方面から、フォトギャラリーのメッカの一つ銀座へ流れ込もうという筋書きです。途中、ギャラリーオーナーや、出展写真家との懇談も予定。
 三人寄れば文殊の知恵じゃないですが、それぞれ写真の見方は違います。そんな感想を話し合うだけでも、いつもと違う発見があるはず。さらに知らないギャラリーとの出会いや、ギャラリーオーナー、写真家との話は刺激的で示唆に富んだものになるでしょう! たぶんですが。
 あそこも見せたい、ここに行ってこの人と会わせたいと考えていて、それは一日では回りきれないボリュームです。なので、当日の終了時間は参加者の気力と体力に合わせて、フレキシブルに決めていきます。
主催は写真専門店のサニースタジオさん。全日本写真連盟とコダックフォトクラブの支部も運営しているお店です。それを聞いて一般的な写真ファンを束ねる街のカメラ屋さんを想像してはいけない。この店のオジサンAは、若かりし頃、森山大道の写真を見て「この人は超えられん。写真をやめよう」と真剣に考えた人だし、オジサンBは「今回、須田一政、石内都、アラーキー展があるの? あと藤井秀樹も! それだけで泣けます、十分です」と話す人たちです。
いろいろな写真が楽しめる一日にしたいと思います。ギャラリーなんて行ったこともないという人も歓迎です。日時は6月23日(土)。興味のある人はお気軽にメールください。

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2007年1月12日 (金)

齊藤宙展について

 新年いかがお過ごしでしょうか。私は散々な目にあった厄年が過ぎた今年、厄払いに行き、小学生以来数十年ぶりに引いたおみくじで「凶」を頂戴しました。ありがたいことです。

 願いは叶わず、待ち人は来らず、失せ物は出でず、売買は折り合わず、その他すべてわろし。いや~、神様はよく見ていらっしゃる。おみくじは未来の予言ではなく、警告ですから、反省すればよろしいわけです。わが身を振り返り、感謝の気持を忘れずに日々精進。新春早々「凶」と遭遇してしまった皆さん、誇り高く謙虚に一年を過ごしていこうじゃありませんか。

Nikon

 というところに、知り合いからその友人の写真展の開催情報を頂きました。新宿ニコンサロンで1/23(火)~29(月)に開かれる齊藤宙展「愚かさの傍観」です。廃坑になった岩手県の松尾鉱山を撮った作品ですね。産出物は硫黄で、大正3年の開山以来、一時は国内需要の約8割を生産していたとか。最盛期は昭和42年といわれているが、閉山は昭和47年。短期間に廃坑に追い込まれた村には当時のままの建物が残されている。

 その写真に「愚かさの傍観」と名づけた作者の意図はどこにあるのか。少なくともこうした写真を見て、考えることで、「このろくでもない、すばらしき世界」を楽しく生きる知恵が生まれてくるはずだ。誇り高く謙虚にいきたいものです。

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2006年11月13日 (月)

石塚元太良さんのこと

Dscf1712  突然ですが、デジカメウオッチの写真展レポートを先週金曜に更新しました。

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2006/11/10/5022.html

ぜひご高覧を。今回は写真家の石塚元太良さんだ。石塚さんとの話は117日(火)の17時からオープニングパーティ前に、写真展会場のロータス・ルート・ギャラリーで行ったのだが、アップが遅れ遅れて金曜日になってしまった。ひとえに私の仕事がスローなのと、石塚さんが当日、名刺を忘れたせいが4時間分ほどあるかな。(原稿チェックのために教えてもらったメールアドレスが違っていて、原稿の確認が取れなかったのです。)

 その日、石塚さんはパーティで何人もと名刺交換をする際に、一人一人に「オープニングパーティにもかかわらず、あろうことか名刺を家に忘れてきてしまいました」と説明し、詫びていたのですが、それがどの相手にも同じ調子で、丁寧に、かつ悪びれず軽薄にもならず話していたのが印象的でした。ミスった時の対応って、その人の人柄が出ると思います。

 その日のエピソードをいくつか。

最初、ギャラリーに着いた時、先客に30歳前後の非常に色っぽい美人がいました。私と石塚さんが初対面の挨拶をし名刺の話をしていると、「石塚君、名刺なんか持ってるんだ」と彼女がごく自然に会話に入ってきたのです。「僕もちゃんと社会人として仕事をしていますから、名刺ぐらい持っていますよ」と彼。「社会人ねえ。どんな仕事をしているの? 知らなかったわ」「雑誌での撮影とかですね…」といった会話が2人の間で交わされた。

 その後、その女性が帰る段になって、「石塚君の写真はね」と私に話しかけてきた。「石塚君の写真は見ていると肌が気持よくなるの。そういう写真よ」と言い、「じゃあ、私帰るわね。子供がお迎えの時間だから」と会場をあとにされたのです。

 石塚さんに「知り合い?」と聞くと「いや、親父の知り合いらしいんですけど、よく知らないんです」と笑う。彼女は帰りしなに、上着を着替えていたのだけれどもなぜだったんだろう? 女性の服や装飾品にまったく観察力がないので、何を脱ぎ何を着たのか記憶にないのだが、ランニングシャツのような姿におっさん、目が釘付けになってしまったことよ。

 パーティのスタートは18時だが、この手の会はお客さんにネクタイを締める人の割合が減るほどに、開始時間は遅くなる。実際、この日も乾杯は19時だったのだが、写真家の佐内正史さんは18時過ぎには顔を見せた。カメラを肩に下げ、定番のゴムサンダル履きで会場入り。作品をじっくり見たあとは、ギャラリーの外で歓談しながら、パーティを楽しんでいた。

 冒険家で写真家の石川直樹さんも出席するという話だったので、この会に出ていたかったのだが、20時から大事な用事があったので、残念ながら中座することになった。19日・17時から、ギャラリーで行われるトークショー(大森克己VS石塚元太良)が楽しみだ。

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2006年10月19日 (木)

「プリンターのゆくえ」展がおもしろい

 昨日、田村写真「プリンターのゆくえ」展に行く。とてもおもしろい写真展なので、オススメ! 会期は22日までなので、お早めに。

 いわずもがなだが、ここでいうプリンターとは人のこと。プリントを焼く職人さんですね。そして田村写真は田村政実さんと、若い4人のプリンターがいる実力派集団なのだ。お客さんは国内外のファッションカメラマンや、写真作家などなど。具体的な名前は会場に行って田村さんに聞いてください。

展示作品は、田村写真を利用する作家さんと田村さん自身が撮影したもので、さまざまな手法のモノクロとカラープリントの表現を見せてくれる。多様な技法を使っていながら、見る人に押し付けがましさを感じさせないのは、作品のトーンにプリントがマッチしているからだろう。

その感覚は田村さんの人柄にも通じる。会場で作品を見ていると、さりげなく田村さんが近づいてきて、作品を解説してくれる。その口調は淡々としていて、うっすらと楽しげなのだ。教え諭したり、断定したりしないから、気軽に初歩的なことも聞けてしまう。

私にプリントの経験があったならば「大先達に直接、教えが請える良いチャンスだったのに」と後悔したほどです。ややピントの外れた後悔の仕方のような気もしますが。引っ込み思案の人は、会場内で田村さん実演のプリントのコツが上映されているので、一直線にそこに行き、引きこもり状態を確保すれば、心穏やかにノウハウが得られるはずです。

田村さんの写真歴は小学生時代から始まり、以来ずっと撮り続けているという。それがなぜ写真家の道を進まなかったかというと「プリントするのが一番楽しかったから」だそうだ。他人が撮った作品を前に、撮った状況や撮影意図を想像しながら、どんなプリントに仕上げるかを考え、試みていく。それが撮るよりも心惹かれる作業なのだ。

 さまざまなレンズも使って、表現の違いをプリントで確かめている。だから長く田村さんと仕事をしている写真家とは、撮影前の段階から関わっていくという。作品のコンセプト、写真家の狙いを聞いて、使うレンズなどを一緒に考えていくのだ。

 銀塩写真にこれほど関わってきた人が今のデジタル写真をどうみているのか。興味ありますよね。

 その問いにもあっさりと「デジタルの仕事もしていますよ」とひとこと。多くの写真家がデジタルを使うようになり、ファッション誌でもデジタル写真の使用比率が高くなっている。それは時代の流れで当然のことと受け止めている。

「フィルムとデジタルの大きな違いは、エッジの部分を拡大した時、色の点が見えてくるのだけど、デジタルはその色の配列が整っているのに対し、フィルムはそれが不思議なランダムさで並んでいる。だからフィルムだと、白くとばして撮った海の水面に、うっすらと波の隆起が見える表現が自然にできるんだと思います」

 会場のアップフィールドギャラリーはJR水道橋駅の新宿方面出口から徒歩3分ほどの場所にあります。開館時間は12:00~19:00。会期中無休。

http://www.upfield-gallery.jp/

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2006年10月10日 (火)

病は気から

 前回書いた文章を見て、一瞬、気絶しそうになりました。

『近日中、ご報告しますね』

確かに私が書いた文章です。あれから約40日。ご無沙汰しております。誰に申し上げているのかは、不明ですが。
 あれからいろいろなことがありました。ひとつあげるとすれば、映画「明日の記憶」を見たことです。アルツハイマー病になった男性のお話ですよね。随分前に原作は読みました。その時はベストセラーとして読みましたが、今回は、ハウツーものとして映画を見たような気がします。
 私も人の名前はよく記憶からなくなります。話している相手でさえ、かなりの確率で名前を忘れます。それは初対面でなく、何年も前から知っている間柄であってもです。話をしている途中、私が携帯電話をいじっていても、メールの返信をしているなんて思わないでください。話しているあなたか、すでに話題に上って、お互いに口に出している人の名前を探しているのです。
 映画「明日の記憶」を見ていて、このロケを見かけたことに気づきました。主人公の渡辺謙が渋谷の交差点で、通い慣れた取引先の道順が分からなくなって、自分の会社に電話をかけているシーンです。その時は、誘拐犯に電話をかけている被害者役かと想像していました。まさか本編を見ながら、恐れおののく自分がいるとは想像だにしない平和な時代でした。
 また、芦花公園にできたギャラリーのオーナーとアシスタントさん、写真家のKさんとゴールデン街に飲みにいったり、いろいろご報告したいことがありますが、近日中にゆっくりお話します。では、ご無沙汰のご挨拶まで。

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2006年8月30日 (水)

トップページリニューアル!

 長いご無沙汰でした。いかがお過ごしでしょうか。トップページをリニューアルしました。まだ中身はあまり入っていませんが、こんな内容で情報を盛り込めていければいいと思います。

 見る、撮る、見せる。この3点セットですね。

 東京にオープンしたギャラリーR.ローカス&パストレイズですが、11月に第1回のオークションを行う予定だそうです。10月に、プレイベントが行えるよう準備中でもあるようです。ホームページも近々オープン予定とか。本格スタートに向けて、着々と仕上がっている感じが伝わってきます。

 横浜のダークルームが移転し、さらに使いやすくなりました。ってなんかの新製品みたいな物言いですが。暗室が広くなってお客さんはハッピー、休憩スペースに窓ができてスタッフ快適という皆んな幸せな状態のようです。

また芦花公園に新しいギャラリーができたり、いろいろご報告したいことがありますが、近日中にゆっくりお話します。では、ご無沙汰のご挨拶まで。

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2006年7月17日 (月)

作家とプリンターの良い関係

 先日、あるラボの人から興味深い話を聞いた。欧米では、写真家がエディションをつけて、プリントを販売する時、エディションより2枚余分にプリントを制作するというのだ。作品のプリントをプリンターに依頼している場合のことだが、1枚はそのプリンターに渡すという。なおプリンターとは、ご承知かもしれませんが、プリントを専門に行う人のことです。プリントマン、プリントアーティストということもあります。

「良いプリントを制作してくれた感謝を込めて、プリンターに作品を1枚、プレゼントするのが慣習になっているんですよね。その1枚をプリンターズエディションと呼ぶらしいです。そのプリントの価値が市場で高まれば、プリンターもその恩恵に与れるわけです。写真家がいかにプリンターを共同制作者として遇しているのが分かりますよね」

日本でも少し海外の写真事情に詳しい人なら、ジョーシキ的な話だそうだが、日本で、そんな話は口の端にも上らない。日本でも、有名写真家の作品を多く手がけていたプリンターがいるが、海外の同業者ほど脚光を浴びてはいない。写真プリントのコレクター市場に比例するといってしまえばだが、業界が未成熟だから市場も育たないという考え方もできなくはない。

作家がいて、そのプリントを制作するスペシャリストであるプリンターがいて、作品を評価し、作家の活動を支える画廊・ギャラリーがあり、学術的な評価や一般への認知を広める美術館(=学芸員)や評論家がいる。それぞれが重要な役割を担っているわけだ。

プリンターだけでなく、日本ではその役割が重視されていない、理解されていない面が多々あると思う。さて、2枚余分にプリントしたもう1枚は… 作家自身が持つそうです。いやはや、良い話です。

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2006年7月 8日 (土)

ビートルズ写真展はやはり良いぞ

 東京・銀座のソニービルがリニューアル記念で開催している浅井愼平・写真展「THE BEATLES IN TOKYO 1966」に行った。オリジナルプリントはやはり良い。

いろいろビートルズ関連の写真集や、伝記などを読んだが、浅井さんが撮影した来日公演の写真をまとめて、それも生で見るのは初めて。昨年のジョン・レノン写真展も見たし、後年、ジョン・レノンが日本滞在中の定宿にしていた軽井沢の万平ホテルでスナップ写真(ジョン・レノンゆかりの品々を展示する部屋があるのだ)も見たが、今回の写真は格別だった。

写真はぼけていたり、光が入っているカットもあるが、それがまたいい。浅井さんはその時、29歳。ぴかぴかの新人写真家で、大役を任されたわけですよね。いまでこそ教科書に載る文部省認定バンドになってしまったが、ビートルズに対して当時は賛否両論あったわけです(私も生まれてはいたけれど、「こんにちは赤ちゃん」を少し過ぎたぐらいでしたから、文献による知識です。聖なる武道館が音楽のコンサート、それも長髪の毛唐に使わせたわけだから、その反発たるや相当なものがあったと推察できます)。

いつ撮れるか分からず、撮影OKになっても、ほんの限られた時間だけだったと、かつて読んだことがある。そういった緊迫した雰囲気と、バックヤードで撮った写真ならではの生の4人の素顔の一端がこの写真からは伝わってくる。会場には関係者がつけていた主催者を示す腕章が展示されていて、ジョン・レノンがそれに興味を示し、帰国する時の搭乗時、その腕章を腕にしていたという。タラップで手を振る写真の片隅に、彼の腕と腕章が写っています。この頃から、こうしたものが彼は好きだったんですね。

7月17日まで開催されているので、ぜひ、足をお運びください。開催時間は11時~19時(金曜は19時半まで)。

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